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オフィスチェアの選び方④ チェアの張地素材とメンテナンス方法

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オフィスチェアは、張地素材によっても、座り心地が変わってきます。

プラスで人気の『BeneS(ベネス)』 『Fita(フィータ)』2シリーズに加え、本革や、特殊なファブリックタイプのオフィスチェアをとりあげ、『張地素材』に注目してお届けします。


■張地素材の種類

オフィスチェアには、主な張地の種類として、メッシュ・ファブリック・本革・ビニールレザーの4種類の素材があり、それぞれの特徴が異なります。
それぞれの特徴をまとめてみました。

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メッシュ
  通気性が良く夏場でも安心!
  暑がりの方にはメッシュチェアがおすすめです。
  また、背中にメッシュ素材がフィットしてくれるので包み込まれるような座り心地を体感でき、
  ほかのクロス素材より軽量であることがメリットとして挙げられます。
  ご自宅で使われる際には、チェアの重量が軽いという点も
  注目ポイントですね。



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ファブリック
  定番の素材であるファブリック。
  クッション性があるため背中のサポートをしっかりしてくれます。
  また、ファブリック素材はカラーバリエーションが豊富なことから
  選択肢が広がるというメリットもあります。
  劣化もしにくいので長く使っていただくオフィスチェアとしてはおすすめです。



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特別クロス
  プラスでの取り扱いチェアの中には、特別に作られた張地素材のチェアもあります。
  それが、スペインバレンシア発のファブリックブランド「aquaclean」(アクアクリーン)と小林幹也氏
  (MARUシリーズデザイナー)のコラボレーションで作製されたファブリック。
  「aquaclean」という特殊加工された生地は、繊維を分子の被膜で覆うことで、通常は落ちにくい
  コーヒーやワイン・インク、ソース、脂肪、チョコレート、クリーム、泥などの汚れもわずかな水
  だけで落とすことができる、革新的な機能をもった素材と言えます。
  MARUシリーズのコーディネートアイテムとしてご紹介している、Reorgaやgiroflex313でも
  Special Clothとしてaquacleanを使用したタイプがございます。
  リビングなどにも合わせやすいデザインのテキスタイルになっているので、ぜひチェックしてみて
  ください。



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本革
  価格は高いですが、高級感やクラシックな雰囲気を演出し長く使って頂けます。
  また、長く使うことで、革の風合いが増し表情がでてきます。
  革張りは他のオフィスチェアと比較すると、座った時にお尻が滑りやすいのですが
  チェアによっては座面に滑りにくいようステッチ加工がされている商品もあります。
  また、本革は座ると人の体温にあわせて温かくなる性質があるので寒い時期は嬉しい特性ですね。

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ビニールレザー/機能性レザー
  革のように見えるものの人工素材の為、色のバリエーションも豊富で
  水や汚れにも強いのが特徴です。
  また、コロナ対策として衛生管理が可能な、「機能性レザー」というものも登場しています。
  この「機能性レザー」の場合は、商品により耐アルコールや耐次亜塩素酸機能のあるタイプなどがあり、
  除菌しながら使用できることもメリットの一つです。
  本革までは、手が届かない・お手入れが面倒だけど革調のチェアが欲しい!
  という方におすすめです。






■メンテナンス方法とは

毎日つかうオフィスチェアは、日々のメンテナンスが重要です!
それぞれの素材の特性を十分に生かして、長くお使いいただくためのメンテナンス方法をお伝えします!


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メッシュ
  水分が繊維に含まれると歪みが発生したるみの原因となってしまいますので、
  ご注意ください。
  汚れが気になる場合は、手ではたくか、電気掃除機で汚れを吸い取ると効果的です。
  メッシュ素材は細かい繊維によって作られている為、他の椅子と比べ汚れが
  溜まりやすい側面もあります。


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ファブリック
  通常のお手入れは、柔らかいブラシで表面を軽く叩くか、
  掃除機をかけてください。
  汚れが付着した場合は、中性洗剤などを温湯で薄めた液で
  汚れをたたき出すように拭きます。
  その後、乾拭きして水分を残さないようにします。
  縫い目や隙間に汚れが入ってしまった場合は、掃除機で
  吸い取ってみてください。
  汚れを長時間放置すると取れにくくなる原因となりますので
  お気を付けください。


特別クロス
  「aquaclean」(アクアクリーン)加工により、繊維全てが
  目に見えない分子皮膜で覆われており、汚れが繊維に浸透
  するのを防ぎます。
  水を加えるだけで汚れが浮き上がります。
  あとは、布で拭き取るだけで汚れが簡単に落とせます。
  在宅勤務時にコーヒーをこぼしてしまった!なんていう
  時にも、この素材なら安心ですね。

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本革
  通常のお手入れは、乾いた柔らかい布で乾拭きし、ホコリをこまめに
  取り除くようにしてください。
  汚れがついてしまった場合は、すぐに拭き取ります。
  汚れを長時間放置すると取れにくくなる原因となりますので
  お気を付けください。
  市販の本革用クリーナーをお使いいただくと汚れが落ちます。
  年に1回くらいの割合で、皮革専用クリームを薄く延ばすように
  塗っておくと長持ちします。


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ビニールレザー
  乾拭き、または硬く絞った布で水拭きをしてください。
  汚れた場合は、薄めた中性洗剤で拭き取り・その後少量の水で濡らした布で
  洗剤を取り除き乾拭きを。
  機能性レザー以外は、アルコール等の使用に適してないためご注意くださいね。

  ※機能性レザーとは...?
  衛生管理が可能な、耐アルコールや、耐次亜塩素酸機能のあるビニルレザー商品
  登場しています!



   チェアのお手入方法の注意点など、詳細はこちらにまとめておりますので、
   気になる方はぜひご確認ください。



張地素材が違うだけで、座り心地も大きく違ってきます。ご購入の際には、ぜひ実際に座ってお試しになることをお勧めいたします。